【メディア掲載】指揮官も認める「ザ・キャプテン」

北越MF金子勇太(3年)_予期せぬ欠場期間に見つめ直した「リーダーの在り方」。

今回、ゲキサカさんで当サッカー部の金子勇太に関して記事にしていただいていたのでご紹介させていただきます。

以下、ゲキサカさん記事引用しております。本記事はこちらから>>>
ようやく巡ってきた、いろいろな人に恩返しをするためのステージ。

奮い立たない理由がない。

幼いころから憧れ続けてきた最高のピッチで、強い絆を結んできたチームメイトたちと、持っているものすべてをぶつけて、まだまだみんなと高校サッカーを楽しむ時間を続けてみせる。

「決勝では、この高校での3年間で、それこそ自分のサッカー人生で、積み重ねてきたものを最大限のプレーでしっかり発揮したいですし、チームも持っている力を全員がしっかり発揮できるように、戦えればなと思います。本当にワクワクしていますし、本当に楽しみですね」。

誰もが認めるリーダーシップを備えた、北越高の絶対的キャプテン。

MF金子勇太(3年=グランセナ新潟FC出身)はファイナルの舞台でも、中盤のど真ん中にそびえ立ち、チームを力強く牽引する。


「こういうふうに0-0で競う試合はリーグ戦の時からあって、自分たちはそこで勝ちを落としてしまうケースが多かったので、今日は『もう自分たちを変えるぞ』という気持ちを持って、チームが一つになって、後半に入れたかなと思います」。

高校選手権新潟県予選準決勝。

インターハイの県王者・新潟明訓高と対峙した一戦は、序盤こそやや相手の勢いに押し込まれたものの、少しずつ自分たちのリズムを取り戻すと、決定機も創出しながら、スコアレスで40分が終了。

北越の選手たちは改めて気持ちを入れ直して、後半のピッチへ駆け出していく。

後半5分。3バックの一角に入ったDF中村快(3年)のアシストで、DF伊藤遼(3年)が先制点をゲット。

北越が1点をリードしたが、これで終わるような相手ではない。

「明訓さんが絶対にギアを上げてくることはわかっていたので、『もう1回集中して、守備から入ろう』と話していました」。

金子は周囲を鼓舞し続ける。

終盤は押し込まれる時間が長かったが、夏以降でより強化してきた粘り強い守備が、この大一番で際立っていく。

「明訓さんの強みのセットプレー対策もしっかりしてきたので、そこは古寺(宏幸ヘッドコーチ)さんだったり、コーチ陣の声を信じてやるだけでした」。

一つひとつのピンチを、丁寧に、確実に、凌いでいく。

シビアな80分間を戦い抜き、引き寄せたのは4試合連続となる完封勝利。

ただ、まだ何も終わっていない。

「もちろん勝って嬉しい気持ちも、ホッとした気持ちもありましたけど、もう次を見据えていかないといけないですし、負けた明訓さんの気持ちも背負っていかないといけないので、『もう一回、イチからだぞ』とみんなに話しました」。

試合後の円陣では、キャプテンの決意が力強く響いていた。
「もう本当に誰もが認める“ザ・キャプテン”という感じで、私が今まで見てきた中で一番キャプテンシーがあるなと思いますね。普段からチームをまとめるところと、練習の雰囲気を引き締める声もしっかり出せるので、周りの選手がついていっている感じがします」。

そう金子のリーダーシップを絶賛する荒瀬陽介監督が、こんなことを教えてくれた。

「実は彼、リーグの開幕戦で退場したんですよ、そこから2試合出場停止になって、戻ってこれると思ったら、今度は肺気胸でまた2試合出られなくなって、彼がいなかった序盤はちょっと苦しかったんです」。

本人も欠場を強いられた時期を「チームにも迷惑をかけましたし、本当にキツくて、いろいろなことを考えたり、悩んだり、苦しかったりして、ツラかったですね」と振り返るが、もちろんこの人はそれだけで苦境を終わらせてしまうような人ではない。

金子はこう言葉を続ける。

「でも、キャプテンになった以上は自分が引っ張っていかなきゃいけないので、ずっとイメージだけは作っていて、その試合に出ていなかった時期に、外からチームを見ることで、まだ足りないところもわかりましたし、みんなとどう関わっていけばいいかも、本当に学ぶ時間になりました」

「その時期も荒瀬さんや古寺さんに声をかけてもらいましたし、家族にも本当に支えてもらいました。あとはチームメイトが本当にいっぱい声をかけてくれて、チームのいい雰囲気も作ってくれたので、本当に楽しくて、いい仲間なんですよ。それもあって、復帰してからは客観的にチームのことを見ながら、考えながら、うまくまとめてこれたのかなと思います」。

復帰以降は今まで以上にチームの一体感醸成に腐心し、試合の結果も付いてくる格好に。悩みながら、もがきながら、ある意味でピンチをチャンスにしっかり変え、組織を好転させられるあたりにも、リーダーとしての資質が垣間見える。
もともと文武両道を貫いてきた金子は、高校進学時にサッカーを真剣に続けるかどうかも熟考したうえで、北越への進学を決意した経緯がある。

だからこそ、このチームで、この仲間たちと、みんなで目指してきた目標を成し遂げたい気持ちは、誰よりも強い。

「サッカーを続けるか、続けないかを迷っていた時もあった中で、北越から推薦をいただいたことで、『ここでサッカーを頑張ろう』という気持ちになって、入学しました。やっぱり北越のサッカーは本当に素晴らしいものでしたし、ここまで文武両道で頑張ってこられたと思います」。

「決勝の会場は本当に念願のビッグスワンですし、みんなで楽しみながらここまで来たので、最後までチームひとつになって、これまで戦ってきたチームの分も戦うことで、見ている人をワクワクさせるような、魅了できるようなサッカーを、決勝でもやりたいなと思います」

思うような結果に恵まれなかった時も、どんなチームにだって勝てそうなぐらいの自信を持てた時も、いつだって一緒に戦ってきた仲間との、正真正銘の集大成。北越が誇る、決して代わりのいない絶対軸。

金子勇太は自身の決断の正しさを証明するため、ビッグスワンのピッチに、胸を張って立つ。

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