〜全国高校サッカー選手大会新潟県予選 決勝 集合写真〜

〜全国高校サッカー選手大会新潟県予選 決勝 集合写真〜

《試合結果》
北越 0-1 帝京長岡高校
(0-1 , 0-0)

沢山の応援ありがとうございました!

#高校サッカー #選手権
#北越高校 #北越高校サッカー部 #お知らせ

サッカー⚽️女子 秋地区

サッカー⚽️女子 秋地区
北越女子2-1開志JSC女子
北越女子8-0国際情報女子
結果:優勝?
みんな出場して、みんな頑張りました!
次は、日報杯!それからフットサル。
#サッカー女子
#高校女子サッカー
#女子サッカー部
#新潟女子サッカー
#蹴女
#初優勝
#まだまだこれから

〜全国高校サッカー選手権大会県予選〜

〜全国高校サッカー選手権大会県予選〜

《決勝戦のご案内》

日付:11月7日(日)
場所:デンカビッグスワンスタジアム
キックオフ:12時20分〜

声を出すことはできませんが、是非北越側のスタンドで応援よろしくお願いします!!

#高校サッカー #選手権 #決勝
#北越高校 #北越高校サッカー部 #お知らせ

【お知らせ】選手権-新潟大会-決勝戦観戦についてのお願い

令和3年度第 100 回全国高等学校サッカー選手権大会新潟県大会決勝について

令和3年度第 100 回全国高等学校サッカー選手権大会新潟県大会準決勝VS上越高校は1-1 PK戦の末5-3で勝利を収めることが出来ました。

決勝は11/7(日)12:20~VS帝京長岡高校との試合を控えております。

決勝戦は一般の方の観戦も可能となっております。

しかし、新潟県サッカー協会からの要請により、観戦ルールを守って観戦していただければと存じます。

「一般の観戦予定の皆様へ」(選手保護者を含む)
入場ゲートで検温を行います。当日 37.5℃以上の方や発熱等体調がすぐれない方は入場をお断りいたしますので観戦をご遠慮ください。
観戦する場合は、新型コロナ感染防止対策として、(一社)新潟県サッカー協会ホームページに掲載している「個人情報提供のお願い」を事前に記入・持参し、当日入場ゲートで提出をお願いします。
「個人情報提供のお願い」は県協会ホームページまたは下記からダウンロードしてください。
・個人情報提供のお願い(PDF)ダウンロードはこちらから>>>

座席はできるだけ間隔を空けてお座りください。(バックスタンドE1 層目及び2層目を開放します)
マスクの着用をお願いします。声を出しての応援はできません。喫煙所はありませんのでご了承ください。
チケットについては以下を確認ください。

「チケット販売について」
入場チケットは当日 10 時 00 分からEゲート階段付近のチケット販売所で販売します。
チケット購入時、入場時の検温や個人情報提供による混雑緩和のため、できるだけ時間に余裕を持って来場ください。
車椅子での観戦を希望される場合は、スタジアム正面駐車場に駐車のうえ、スタジアム正面受付でチケットを購入してください。(介助者 1 名は無料)
入場料金及び駐車場については以下のとおりです。

日 時 11月7日(日)12:20キックオフ
会 場 デンカビッグスワンスタジアム 開門時間 午前10時15分(予定)
入場料金 大人1,000円、中高生500円 小学生以下無料
観戦エリア バックスタンド(Eスタンド1・2層目) 入場ゲートは E ゲートのみとなります。
駐車場 県スポーツ公園第3駐車場をご利用ください。
(駐車可能時間5時~23時・駐車料金 無料)
県スポーツ公園第1駐車場には駐車しないでください。

決勝戦の模様はTenyテレビ新潟さんでの放映も12:10から生中継されます。
また、県外で活躍されているOB・OGの皆様におかれましては決勝戦も動画配信が予定されておりますので、ご都合がよろしければ応援していただければと存じます。
TVer LIVE配信ページはこちらから>>>

〜全国高校サッカー選手県大会県予選 準決勝 集合写真〜

〜全国高校サッカー選手県大会県予選 準決勝 集合写真〜

《試合結果》
北越 1-1 上越高校
(0-0 , 1-1)
延長(0-0 , 0-0)
得点者
高橋 泰輝(グランセナ新潟fc)

PK 北越◯◯◯◯◯
  上越✖︎◯◯◯
キッカー
①五十嵐 暉(F.THREE u-15)
②小林 謙心(グランセナ新潟fc)
③堀野辺 空(東京ヴェルディjy)
④吉田 勝己(大和seele)
⑤布川 楽生(新潟トレジャーfc jry)

#高校サッカー #選手権
#北越高校 #北越高校サッカー部 #お知らせ

【メディア掲載】北越が昨季の反省を生かしたPK戦で勝利、上越を破って決勝へ

独特のポジショニングとパスワークを見せる技巧派集団

今回、高校サッカードットコムさんに全国高校サッカー選手権新潟大会準決勝北越高校を記事に取り上げていただいておりましたのでご紹介させていただきます。

以下、高校サッカードットコムさん記事引用しております。本記事はこちらから>>>
画像:高校サッカードットコム ©平野貴也
第100回全国高校サッカー選手権の新潟県大会は、3日に五十公野公園陸上競技場で準決勝を行い、第1試合は、北越がPK戦の末に上越を退け、決勝に駒を進めた。

北越は、過去5回の全国出場を誇る古豪。
元々、県内の有望株が集うチームだったが、2015年に荒瀬陽介監督が就任後は、独特のポジショニングとパスワークを見せる技巧派集団のカラーが強い。
近年では、2019年の全国高校総体(インターハイ)で優勝候補の一角だった青森山田(青森)をPK戦の末に退けて全国8強入りした躍進が記憶に新しい。

対する上越は、2016年に創部された新興チーム。
水戸や大分でプレーした元Jリーガーの藤川祐司監督の下で強化体制を作り、創部4年で新潟県1部リーグに昇格するなど目覚ましい勢いを見せている。
選手権での過去最高成績はベスト16だったが、今大会では初めて進出した準々決勝で夏の王者である開志学園JSCを撃破し、ベスト4に駒を進めてきた。

両チームの対戦は、キャリアに勝る北越が優位に立つ展開で進んだ。
互いに中盤でパスワークによる打開を狙ったが、中央突破はできず。
北越は、後方のビルドアップから大きなサイドチェンジで揺さぶりをかけ、右MF堀野辺空(2年)のドリブルキープと右DF鈴木洸聖(3年)の積極的な攻撃参加、クロスでゴールに迫った。上越は、両足でセットプレーをけるMF望月洸聖(1年)のキックを武器に反撃を狙ったが、前半のシュートは望月のミドルシュート1本に留まった。

後半に入ると、北越の攻撃の連係が向上。
ゴール前に押し込む回数が増えてCKを獲得していった。
そして後半15分、MF五十嵐暉(3年)が蹴った右CKをDF高橋泰輝(1年)がヘディングで合わせて先制点をもぎ取った。
その後も北越のペースで試合が進み、後半30分には途中出場のFW吉田勝己(3年)の惜しいシュートもあったが、追加点は奪えなかった。
すると後半33分、上越は、相手のクリアミスで得た左CKのチャンスを生かした。
望月が右足で蹴ったインスイングの軌道にニアサイドで右MF杉本大空(3年)が飛び込むと、GKが弾いたこぼれ球をMF家塚成輝(3年)が押し込み、同点弾となった。

試合は80分で決着がつかず、延長戦に突入。
北越が堀野辺のドリブル、鈴木のクロス、ファーサイドからFW小林謙心(2年)のカットインシュートとつないでゴールに迫れば、上越も左の家塚から右の杉本、さらにクロスが流れたところを家塚が拾って残し、望月のシュートにつなげるなど、一進一退の攻防を展開。結局、延長戦ではゴールが生まれず、決着はPK戦に委ねられた。
画像:高校サッカードットコム ©平野貴也
この場面で生きたのは、北越が前回大会で味わった悔しさだった。
荒瀬監督は「去年、帝京長岡さんにPK戦で負けて、あの後(相手が)全国でベスト4まで進んだわけですが、あのPKの負けは結構大きくて、実はこの1年間、PKは結構練習してきました。今までは、僕はPKの練習は好きではなくてやっていなかったのですが、去年があって、年間通してやらないとダメだなと言ってやってきたので、選手を見ても(同点に追いつかれてPK戦に持ち込まれて嫌だなという雰囲気ではなく)、よし、練習してきたことが出せるぞという雰囲気だったので、思い切って打とうと話した」と例年にはなかったPK練習を採り入れてきたことを明かした。

PK戦では、先攻で5人全員がキックを成功。
相手の1本目をGK内田智也(2年)が止めて、5-3で勝利した。
内田は「前日にPK練習があって、GKコーチの中島悠さんから『相手の目を見て跳べ』と言われた。(1本目は)右に跳ぶつもりだったけど、相手の目を見たら、何度も左を見るし、それも最初はフェイクかなと思ったけど、最後にもチラッと一瞬見たので、こっちに思い切り跳ぼうと決めました」と殊勲のセーブを振り返った。
昨年の敗戦を前進の糧とした北越が決勝に進出。
11月7日にデンカビッグスワンスタジアムで行われる決勝戦では、昨年敗れた相手である帝京長岡と対戦する。
借りを返せるか。昨年から進化した姿を見せに行く。

(文・写真=平野貴也様)

【メディア掲載】指揮官との“再会”で成長を遂げたヴェルディ育ちのアタッカー

北越MF堀野辺空は右サイドで逞しく輝く

今回、ゲキサカさんに当所属選手2年堀野辺空が記事に取り上げていただいておりましたのでご紹介させていただきます。

以下、ゲキサカさん記事引用しております。本記事はこちらから>>>
画像:ゲキサカ ©Masashi TSUCHIYA
上手くて、走れる。
指揮官も名指しで成長を口にするテクニシャンは、攻守に高い貢献度を1試合通じて披露できるハードワーカーでもある。

「自分は結構体力があるので、最後に相手の足が止まってきた時に、自分の持ち味のドリブルで突っかけたりと、足元の技術と走力でチームに貢献できたらなと思います」。
北越高の右サイドを縦横無尽に駆けるアタッカー。
MF堀野辺空(2年=東京ヴェルディジュニアユース出身)のチームにおける存在感が、日に日に高まっている。

「流れを崩さないように、基本はパスを考えながら、どこか相手が嫌なタイミングで自分がタメを作ったり、仕掛けたりできたらいいなと思っています」。
前半から堀野辺は右サイドで時間を作る。
パスワークに加わったかと思えば、自らドリブルで勝負するシーンも。
20分には右SB鈴木洸聖(3年)のパスを受けると、巧みなループシュートにトライ。
ここは相手GKのファインセーブに阻まれたものの、惜しいチャンスを作り出す。

後半も、足が落ちない。
13分には優しいパスでMF五十嵐暉(3年)を走らせ、FW高橋航輝(1年)が右ポストにぶつけた決定機を演出すると、以降も鈴木、五十嵐とのトライアングルで連携を築き、右サイドから鋭いクロスを上げ続ける。

セットプレーから先制したものの、終盤には逆にセットプレーから失点したが、堀野辺は冷静に思考を巡らせていた。
「先制したのは良かったのに、そこから全体的にダレてしまったことで、『失点しそうだな』という感じはしたんですけど、失点した後にも焦らずできたので良かったと思います。自分たちも去年の秋地区の大会で負けてから、ずっと『チャレンジャー精神でやろう』と思っていたんですけど、ちょっと飲まれてしまったかなとも思います」。
追い付かれたことで、改めて自分たちの立ち位置と、サッカーを楽しむ心を取り戻す。

延長後半7分。堀野辺に千載一遇の決定機が訪れる。
途中出場のDF布川楽生(3年)が右クロスを上げると、こちらも後半からピッチに入ったFW林叶磨(2年)が残したボールを堀野辺は巧みにコントロール。
マーカーを華麗に外して打ち込んだシュートは、しかし相手GKのファインセーブに阻まれてしまう。
「あれは決めたかったです。ナイスキーパーということで(笑)」。
飄々とした話し方にも個性が滲む。

もつれ込んだPK戦では、3人目のキッカーとして登場。
左上の凄まじいコースに、豪快なシュートを叩き込む。
同級生のGK内田智也(2年)もきっちり相手の1人目をストップして、白熱の好勝負を制した北越。
その中でも「堀野辺空はかなりこのトーナメントで伸びてきているんじゃないかなと。非常に良いプレーヤーなので、自信を付けているんじゃないかなと思いますね」と荒瀬陽介監督も評価を口にした11番は、チームの勝利にきっちりと貢献してみせた。

神奈川県出身の堀野辺が、この学校を選んだのは指揮官の影響が大きいという。
「小学生の頃に荒瀬監督にスクールで教えてもらっていたんですけど、北越が青森山田にインターハイで勝ったじゃないですか。それで気になって調べていたら、監督がちょうど荒瀬監督だったので、『ここに行きたいな』と思って連絡して、獲ってもらいました。監督は良い人だなあというのと、サッカーが上手かったので、『この人のところに行ったらもっと上手くなれるかな』と思ったんです」。
荒瀬監督との“再会”が、自分をひと回り大きくしてくれたことも十分に実感している。

中学時代は東京ヴェルディジュニアユースでプレー。
ユースへの昇格を見送られ、新潟へとやってきているだけに、選手権で活躍して、自分の力を証明したい想いはもちろん小さくない。

「ユースには上がれなくて、高校サッカーで頑張るしかないなと思って、北越に来ました。プロになるならJユースの方が早いと思うんですけど、高校サッカーに来たからには選手権に出ないといろいろな人に見てもらえないですし、憧れていた舞台なので、絶対全国に行きたいです」。

関東凱旋の機会はすぐそこまで迫っている。
軽やかに、しなやかに、力強く。一見クールな堀野辺の秘めた情熱が解き放たれた時、北越の右サイドはピッチのどのエリアよりも、逞しく輝く。

(取材・文 土屋雅史様)

【メディア掲載】冷静と情熱の守護神が相手の“目”を見てPKストップ!

不思議と冷静だった。主役の座はオレがさらう。

今回、ゲキサカさんに当所属選手2年内田智也が記事に取り上げていただいておりましたのでご紹介させていただきます。

以下、ゲキサカさん記事引用しております。本記事はこちらから>>>
画像:ゲキサカ ©Masashi TSUCHIYA
自信もあった。
キッカーを見据える。
注視するポイントも、もちろん決めていた。
「相手の“目”を見て、最初から結構チラチラそのコースの方を見ていて、最初は『フェイクかな』というのはあったんですけど、最後もチラッと一瞬見たので、そこで決めました」。左だ!

3秒後。
渾身のガッツポーズを繰り出す。
北越高の守護神。GK内田智也(2年=FC Fujisawa出身)の冷静と情熱が、チームの決勝進出を力強く手繰り寄せた。

試合前からあることに気付いていた。
「相手の1年生GKの子が神奈川県の子で、自分も神奈川出身ということで、負けられないかなというのがあったんです」。
準決勝で対峙した上越高のGK伊海央祐(1年)は、横浜市に居を構えるエフスタジオ出身。
少し親近感を覚えつつも、1つ下の“後輩”への対抗心が頭をもたげる。

決勝進出の権利を争うPK戦。
真剣勝負に臨む直前。
内田は伊海に笑顔で話しかける。「あそこで初めて話したんですけど、『オレも神奈川県だよ』と話して、自分が所属していたチームを言って、『ああ、そこですか』『頑張ろうな』みたいなコミュニケーションを取りました」。
孤独なゴールキーパー同士。
束の間の交流を経て、スイッチを入れ直す。

見せ場はいきなりやってきた。
先攻の北越1人目は、キャプテンのMF五十嵐暉(3年)がきっちり成功。
内田は自分の仕事場へ向かう。
頭はクールに。昨日の“アドバイス”を思い出す。
「前日にPK練習があって、そこでキーパーコーチの中島(悠)さんに『相手の目を見て飛べ』と言われたんです」。

キッカーの“目”を見る。
何度も見る。
「最初に自分は右に思い切り飛ぶつもりだったんですけど、相手の目を見たら自分が飛んだ左の方向に向いていたので、もう『そっちに思い切り飛ぼう』と決めました」。
確かな感触のあった右手を、そのまま高々と突き上げる。

練習を重ねてきた仲間のPKには、絶対的な信頼を置いていた。
「PKのキックの練習をずっと続けてきて、自分はそんなにPKは変わっていないんですけど(笑)、キッカーの方が上手くなっているというのはありますね。もう『勝った』と思いました」。
結果的に5人全員が成功。
勝利の瞬間。
チームメイトは一目散に、勝利の立役者となった守護神へと駆け寄った。

憧れている“先輩”がいる。
昨年まで北越のゴールを守っていた、2つ年上の平山颯太(現・神奈川大)だ。
「ゴール前に立つ姿が、本当に壁のような感じでしたし、なおかつ冷静でしっかりみんなをまとめ上げているところが印象に残っています」。
ちょうど1年前。
PK戦で敗れた平山の姿が忘れられなかった。

「あの時は平山さんでも1本も止められなかったので、この準決勝でPK戦が来たら『自分が絶対止めてやろう』とは思っていました」。
憧れの先輩も超えられなかったこのステージをクリアし、ほんの少しだけ、その存在に近付けた気がした。

本格的にゴールキーパーに専念するようになったのは、中学生からだという。
「しっかり基礎から教わったのは中学生からです。小学生の時は全部フィールドに混じって練習して、試合の時だけキーパーをやる感じでした。でも、足元には自信がないので、正直今の自分の課題です(笑)」。

中学時代に基礎を叩き込んでくれた“恩師”が、内田にとっては平山同様に目指すべきモデルになっている。
「宮治繁生さんというキーパーコーチの方は、オーラとか立ち姿とかが“ザ・キーパー”という感じで、基礎とかもすべて完璧で、キックも本当に上手くて、すべてに関して尊敬できるキーパーコーチでしたし、凄く憧れていて、意識しています」。

全国まで、残るはあと1試合。
先輩に、恩師に、最高の報告をするためにも、守護神の躍動は不可欠だ。
「決勝はまず勝ちにこだわって戦いたいですし、失点はゼロに抑えて、自分がチームを勝たせたいと思います」。

スーパーシュートでも、PKでも、何でも来ればいい。
オレが全部止めてやる。ビッグスワンの綺麗な芝生が、自信に満ちあふれた内田の登場を待っている。

(取材・文 土屋雅史様)
画像:ゲキサカ ©Masashi TSUCHIYA

【メディア掲載】上越を振り切ってファイナル進出!

「よし!やっと来た!」。苦しい1年を過ごしてきた北越が“自信のPK戦”で勝利

今回、ゲキサカさんに全国高校サッカー選手権新潟大会準決勝北越高校を記事に取り上げていただいておりましたのでご紹介させていただきます。

以下、ゲキサカさん記事引用しております。本記事はこちらから>>>
画像:ゲキサカ ©Masashi TSUCHIYA
後半終盤に追い付かれた。
押し込み続けた延長も勝ち越し点を奪えなかった。
傍から見れば“もつれ込んでしまった”PK戦。
だが、彼らはむしろこのシチュエーションをポジティブに捉えていた。

「去年の選手権の準決勝で帝京長岡にPK戦で負けたことが凄く大きくて、実はこの1年間でPKは結構練習してきていたんです。今まで僕はあまりPKの練習は好きじゃなかったのでやっていなかったんですけど、去年のことがあって、『やっぱりこれって年間通してやっていないとダメだよね』ということで続けてやってきたので、彼らもPK戦になって『よし!やっと来た!練習してきたことが出せるぞ!』ぐらいの雰囲気でした」(北越高・荒瀬陽介監督)

1年越しのPK戦勝利。
31日、第100回全国高校サッカー選手権新潟県予選準決勝、創部6年目で初のベスト4に意気上がる上越高と、12年ぶりの全国を狙う北越高が激突した一戦は、後半15分に北越がCKからDF高橋泰輝(1年)のヘディングで先制すると、上越は33分にこちらもCKの流れでMF家塚成輝(3年)が同点弾。最後はPK戦を5-3で制した北越が、ファイナルへの挑戦権を獲得している。

立ち上がりから押し気味にゲームを進めたのは北越。
前半14分にはFW小林謙心(2年)がミドルレンジからチーム初の枠内シュート。
ここは上越GK伊海央祐(1年)が何とか凌いだものの、1つチャンスを生み出すと、20分にも右SB鈴木洸聖(3年)のパスを受けたMF堀野辺空(2年)が鋭いクロス。
ここも飛び出した伊海が何とか掻き出したが、まずは積極的に相手ゴールへ迫る。

北越は「あのへんの関係性はやっぱり良いですね。サイドで選手がもう1枚絡んできてとかは、ここ最近は凄く良いと思います」と指揮官も言及した右サイドのアタックが充実。
堀野辺と鈴木の連携に、キャプテンマークを巻く右ボランチのMF五十嵐暉(3年)を交えたチャンスメイクが冴える中で、33分にはMF稲葉悠(3年)の積極的なフィニッシュから奪った左CKを五十嵐が蹴り込むと、MF田中亮(3年)が合わせたヘディングは枠を越えたが、続く攻勢の時間。

一方の上越は「やれることをしっかり整理して、落とし込んできたチーム」(藤川祐司監督)。
DF田中皓稀(2年)とDF斉藤聖(2年)のCBコンビを中心に、まずは守備の意識を整えながら、素早いアタックに活路。
37分には左右両足でプレースキックを蹴っていたMF望月洸聖(1年)が、ここは右足でミドルを狙うと、上越のGK内田智也(2年)が何とかセーブ。
1つチャンスを作り出し、最初の40分間を終える。

後半も北越が攻める。
12分。鈴木のクロスから、FW吉田勝己(3年)が放ったシュートは上越のMF杉本大空(3年)が懸命に身体でブロック。
13分は決定機。
右サイドで鈴木、堀野辺と繋いだボールを、五十嵐が折り返すと、FW高橋航輝(1年)のフィニッシュは右ポスト直撃。じわじわとゴールへ迫ると、均衡が破れたのは15分。

右サイドで獲得したCK。
五十嵐がアウトスイングで入れたボールに、高橋泰輝がドンピシャで叩いたヘディングは、バウンドしながらゴールネットへ到達する。
「1年生に見えないですね。彼もヘディングは強くて、『たぶん獲ってくれるだろうな』という気はしていたので、やってくれました」という指揮官の期待に応える、1年生センターバックの先制弾。北越がリードを奪う

「だいぶ押し込まれていた時に獲られてしまったので、雰囲気の悪い感じはあったんですけど、時間は十分ありましたし、『何も下を向く必要はないな』という感じでした」。キャプテンのMF宮本昂成(3年)が振り返ったように、上越は焦らなかった。もともと劣勢の展開は織り込み済み。耐えて、耐えて、一刺しを狙う。

33分。上越が得た左CK。望月のキックに、ニアへ突っ込んだ杉本のヘディングは内田がファインセーブで弾き出すも、こぼれに詰めた家塚のシュートが力強くゴールネットを揺らす。「良く追い付いたと思います。本当に胸が熱くなりましたし、見ていて誇らしかったですね」(藤川監督)。1-1。上越がこの試合最初の決定機で追い付いてみせた。

延長も北越が攻め、上越が守る。
上越が凌ぎ、北越は切り崩せない。
20分間で得点は生まれず、決勝進出の行方はPK戦へと委ねられる。

1年前。この日と同じ選手権予選準決勝。
北越は帝京長岡高に、PK戦の末に涙を呑んだ。
もうあんな想いはしたくない。
荒瀬監督は自身の信念を曲げてまで、日常の練習にPKを組み込み、勝利への執念を植え付けてきた。
五十嵐。小林。堀野辺。吉田。4人目まで全員が完璧なキックを成功させる。

守護神も魅せる。
上越1人目のキックを、内田は力強く弾き出す。
「最初に自分は右に思い切り飛ぶつもりだったんですけど、相手の目を見たら自分が飛んだ左の方向に向いていたので、もう『そっちに思い切り飛ぼう』と決めました」。
積み上げてきた練習の成果を、大一番で発揮する。

北越の5人目。
決めれば勝利のキッカーは途中出場のDF布川楽生(3年)。
「途中出場が多いんですけど、よく決勝ゴールを決めたりしていて、何か持っている選手なので、『大丈夫だな』と思って5人目に決めました」(荒瀬監督)。
布川のキックは右。GKは左。
1年間の執念、結実。
北越が粘り強く戦った上越の挑戦をPK戦で退け、3年ぶりとなるファイナルへと勝ち上がった。

去年の秋からの1年は、北越にとって苦しい時間だった。
「ちょうど1年前に秋の地区大会で負けて、シードを落として、そこから春地区大会、県総体とすべてシードなしで戦って、順番に負けてきたので、やっぱり『ここで最後に頑張らないといけないよ』というところで、チームが1つになった雰囲気があって、夏休み明けのリーグ戦ぐらいから調子が凄く上向きになってきたんです。選手たちが良く気持ちを切り替えて、『ここで終わらないんだ』と思ってやってくれたのがこの結果、こういう勝利に繋がっているんじゃないかなと思います」(荒瀬監督)。

とりわけ3年生の一体感が、このグループを牽引してきた。
Bチームの選手も含めて、練習から盛り上げる声を出し、学年でのミーティングも重ねながら、それぞれが自分にできることを考え、チームのために日々を過ごしてきた。
「技術は他のチームに比べたら低いかもしれないですけど、仲が良いのでコミュニケーションは多く取れるチームだと思います」。
以前に五十嵐が話していた言葉を思い出す。
スタンドも含めたポジティブな空気が、この日の勝利に繋がっていたことは間違いない。

「本当に今までトーナメントで勝ってきていないチームでしたけど、PKだろうと何だろうと、やっぱり勝てたということが彼らの自信に繋がってきていると思いますし、そこの自信は付けてきてくれているので、次もしっかりやってくれるんじゃないかなという気がします」(荒瀬監督)。

この4年間の選手権予選。
北越はすべて帝京長岡に敗退を突き付けられている。
5度目の正直へ。
苦しみ、もがき、それでも前に進んできた今の北越は、きっと自分たちが思っている以上に、強い。

(取材・文 土屋雅史様)